
早いもので今年が残すところ後2ヶ月となった。
先日にハロウィンで世間は騒ぎ、後少しでクリスマス。あっという間だ。
エレファントでは先週ORIMI 25SSの展示会で沢山のお客様にご来店頂き活気溢れる3日間となり、各々気に入ったアイテムに目を光らせている光景が大変嬉しかった。
(個人的に受注したアイテムがあり届くのが大変楽しみだ。)
僕はと言えば最近目まぐるしく忙しい日々が続く中で映画館に行ってJOKER 2を観たりアンティークショップに行ったり。
自分の中の洋服以外の芸術や感性を揺さぶられる物に触れる時間を増やしている。
今月は中之島美術館に気になる展示会があるので足を運びたい。
最近は雨が多くなかなかテンションが上がらない日が続き、秋から冬に掛けて天気が衣替えしているかの様な印象。
早く冬の寒さに対してヘビーなアウターやニットに袖を通したい気持ちが沸々と湧き出ている。
今日紹介したいブランドはあまり他のショップでは見かける事が無いであろうブランド、AIREIについて書こう。
AIREI

2021年にロサンゼルスで誕生した AIREI(アイレイ)は、既成観念を離れた服作りを追求することで、現代のメンズウェアに新風を吹き込みます。
クリエイティブ ディレクターの Drew Curry(ドリュー・カリー)は、コットンにまつわる政治と技術の歴史を研究した後に AIREI を設立し、独自のコンセプトを露出ステッチに集約しました。
AIREI とは、ギリシャ語で「切り離す」の意味。 ゆったりしたオープンニット、アシンメトリーなキルティング加工ベスト、パネル仕立てのデニムなどのアイテムには、一貫して「あえて見せる」ステッチが施され、ウェアの構成要素を意識させるディテールとして活かされています。
AIREI は従来の仕立てから自由に羽ばたき、型にはまらない現代男性のファッションを創作します。
AIREIは日本で取扱自体少なくなかなか見たり手に取ったりする機会が少ないブランドだろう。
(大阪では間違い無くエレファントだけ。)
実際洋服を手にするとそのクオリティには毎度驚愕する程「破壊」と「エネルギー」が混雑しているブランドだ。

ALPACA SWEATER KNIT
先程書いたように僕はAIREIから溢れ出る「破壊」のバランスが非常に好きでこのセーター程上手く表現できている洋服も滅多に無いだろう。
アルパカやメリノウールなどを混合し毛足の長い生地にデストロイ加工が施され肌が覗く様が少しセクシーで。
ただ決してそれは単にとっつき易いわけでは無く、あくまでAIREIらしく生地の表情で遊び破壊し成り立っている。


AIREIから生まれた洋服には『A』の文字がイエローステッチで施され、あえて糸は処理せず垂れ下がりワンポイントとして残されている。
こういったディテールは洋服が好きな人間の心を揺さぶるポイントであるのは間違いない。



WOOL HOODED SHAWL
最後はショールマフラー。
ウール100%の艶感とドレープ感がマッチしたショールにフードが付属しよりアンダーグラウンドなイメージに。
