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先月は会社から長期休暇を頂いたので、夏フェスのSUMMER SONICや宇多田ヒカルのコンサートに行き非常に充実した時間を過ごせた。

何よりも宇多田ヒカルは日本のアーティストでトップクラスに好きなアーティストだったので、念願のコンサートは言うまでも無く素晴らしく個人的に好きな曲などをやってくれ感激した。

 

 

中でも一番印象に残っているのはコンサートが終わった際に宇多田ヒカルが我々観客に向けて深々といお辞儀をした事だ。

勿論大抵どのアーティストも最後にお辞儀はするのだが、宇多田ヒカルは前方、左右それぞれに15秒間もの間感謝を伝える為に頭を下げていた。

(文章で伝える15秒と実際に体感する15秒ではきっと異なるだろう。コンサートではかなり長く感じた。)

 

というなんて事の無いシーンなのかも知れないがデビューから25年も第一線で活躍している方が長尺のお辞儀をし感謝を述べているのが僕にはとても美しく偉大に見えた。

 

何事にも感謝をし謙遜の気持ちを忘れてはならないなと。当たり前の事なのだが改めて思い知らされた。

そんなコンサートの次の日は謎の喪失感に駆られひたすら家でビールを飲んで過ごした。

 

そうして早いもので今は9月になり今年が残り4ヶ月という事実に驚く。

 9月は自分の誕生日月であり何処となく特別感があり、何より「秋」と言う季節を待ち望んでいる人も多いだろう。

 

そんなベストのタイミングで以前のVAQUERAに続き新しいブランドが立ち上がった。

 

  

 

MARTINE ROSE

 

Martine Rose は、2007 年に自身の名を冠したレーベルをロンドンに設立。それ以来、緻密に制作されたシャツコレクションから、国際的に有名な批評家から高い評価を受けるブランドへと進化しました。
 


彼女はジャマイカ系イギリス人の血統や音楽、ロンドンの多種多様な人種、文化に対する深い関心とその個人的な関わりからインスピレーションを得ています。
 


Martine Rose の独特の美学は、プロポーションとシルエットの研究、驚くべき質感と加工、そしてサブカルチャーの文脈を彼女なりに解釈し形作られ、彼女の男らしさの探求、コレクションの性的なエッジ、性格や雰囲気への繊細さが彼女の作品を定義しています。

  

 

 

MARTINE ROSEを知らない人は少ないだろう。

特にストイックに洋服好きな皆様からすれば今まで買った事ある人も沢山いると思う。

エレファントでは今季24AWから新しく取り扱いをするのだがナードな空気感にどこか違和感を覚える洋服はきっと気に入ってもらえる。

 

  

 

"SAME SAME" POLO NECK CREW

 

今季のLOOKでも登場した襟付きで肉厚なスウェットトップ。

 

 

 

MARTINE ROSE生まれ故郷のロンドンらしいエンブレムに”SAME SAME”という強調されたメッセージ。

まるでインナーにシャツを着ているかの様に見せる切替配色の襟、リブはボーダーなのが遊び心があり非常にMARTINE ROSEらしいアイテムだなと思う。

  

 

CLASSIC HOODIE

 

MARTINE ROSEのロゴが大きくプリントされたフーディ。

まあこの説明だとかなり単調でベーシックなアイテムに聞こえてしまうが無論そんな訳が無く。

 

 

 

実際ベーシックではあるのだが「MARTINE ROSE」は反転のプリントを採用し使い込んで文字が割れた様な仕上げに。

(しかもROSE MARTINEと逆転してたりROSEだけ大きかったり。ただのロゴドンじゃ無いと強く主張されている気がする。)

また単純な黒では無くフェードが強い黒。

身幅は意外と細く、気負わず着用しやすいかなと。

 

 

 

 

EXTENDED WIDE LEG JEAN

  

トレントのバギーデニム。レングスがかなり長くしっかりと裾が溜まる。

ウォッシュの効いたブルーはどんなアイテムにもしっかりハマる。

このデニムは見ての通り®️が大量にプリントされておりこの®️は登録商標マークの意味なのかMARTINE ROSEのRなのか。どっちにしろウェットに飛んでいるデザインだ。

 

 

 
 

CLASSIC SHIRT

 

個人的に一番気に入ったのはシャツ。

肌触りが滑らかで光沢の強いVISCOSEを100%を使い商品名の様にクラシックなパターン。そしてセクシーなピンク色が素材の良さを上手く引き出している。エロい。

 

 
 
木を切った際の年輪の様な模様がどこかミステリアスな印象をもたらすが第二ボタンの下に当てられたパッチが可愛く良い塩梅に仕上がっている。
 
 
 

WIDE LEG TRACK PANTS

 

先ほど紹介したCLASSIC HOODIEとセットアップのスウェットパンツ。

こちらもゆとりあるシルエット+フェードブラックのバランスが上手くナードな印象を上手くファッションに落とし込めている一本だなと。

ずるずるに引きずっても、溜めて履いても◎

 

 

 

MOTOCROSS SCARF

 

最後は小物のスカーフ。

 

スポーティなモーターサイクルデザインでブルーの色味が真冬のアウターの差し色として映えるアイテム。

有難いことにキャップは即日完売となりMARTINE ROSEのポテンシャルを強く感じれた。やっぱりこういった小物は早目にゲットしておく事をお勧めする。

 

 

まだ今後2ndデリバリーで届くアイテムもあり非常にファッションを楽しませてくれるブランドだなと思う。

個人的にロンドンと言う街に憧れが強くMARTINE ROSEのイギリスらしい皮肉の効いた、ナードな世界観を皆様にも味わって欲しい。

秋冬のアイテムにフォーカスを当てないと置いてかれるので。少し先を見て。

 

福原幹二

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